英語学習体験記8「ステップ2:書きとり/音読」

今日はステップ2についてお話したいとおもいます。

Step 2

〈Step 1〉で聴きとれるようになったものを1センテンス毎に書きとる。スペルの判らないところはひとまずそれらしきスペルで適当にうめておく。後で英英辞典をつかって正しいスペル(意味ではない)を確認する。すべて書きとれたら、それを台本として、話者のまねをしながら大きな声を出して音読する。舌に英語がなじむまで何度もくりかえし読む。自分の声を録音してリスニング音源の声と比較してみると上達度がよくわかる。

実体験

テープの英語を大体聴き分けられるようになったので、ステップ2に進みました。

ステップ1の聴きとりは100%というわけではなく、90%ぐらい聴きとれるようになっていればOKです。恐らく誰にでも聴きとりの段階で、何度聴いても音をきちんと聴き分けることができているのかどうか自分ではよく判らない、という部分があると臆います。連音や発音の癖などによりどうしても判らない部分があると臆うのです。実際僕にも判らない部分がありました。しかし、その何度聴いても判然としない部分に拘泥していては次に進めないので、テープの9割ぐらいが聴きとれているのだからOKとしてステップ2に進むことにしました。

すべてのステップに共通していえることですが、完璧にこだわる必要はまったくありません。というよりもこだわっていてはいつまで経っても次にいけません。幼時に日本語(母国語)を身につけていく過程を自省してみればよく解ると思いますが、決して完璧にこだわりながら身につけてきたわけではありませんよね。誰しも聞きまちがい、言いまちがいを繰り返しながら、少しずつ日本語を正しく話せるようになってきたとおもいます。英語(外国語)もそれと同じように何度もまちがいを繰り返しながら身につけていけばいいのです。

さて、僕はテープをWALKMANで聴いていたので、1センテンス聴いては停止ボタンを押してノートに書きとる、という作業をくりかえしていきました。はっきり聴きとれない部分があれば、単語毎にではなく1センテンス毎にテープを巻き戻して聴きなおしました。そのようにしてテープ全体の書きとりをしたのですが、スペルの不明瞭な単語を英英辞典で確認・訂正するということは最後にまとめて行いました。いちいち確認していては時間の無駄です。

次にそのようにしてできあがった台本を大きな声ではっきりと何度も音読しました。ネイティヴスピーカーのアクセント・イントネーションをまねしてくりかえし音読するのです。たしか1ヶ月程続けたと憶います。

改善点

この「書きとり」についてですが、ちょっと考えてみれば当然のことなんですが、英語の初学者にとってはかなりハードルが高く、英絶本の指示通り忠実に遂行しようとすればとても時間がかかってしまいます。というよりもほとんど不可能に近いかもしれません。現役の学生の方で、ある程度英語力のある方であれば特に問題はないと思われますが、そうでない方にとって完遂するということは大変厳しいことと想われます。

そういうわけで、英語の初学者の方は思い切ってはじめからテキストをみることにしましょう!(笑)ここで一番大事なことは聴きとれるようになった英語をネイティヴの発声をまねて何度も音読する、そうしてネイティヴの話す英語のリズム・アクセント・イントネーション等を舌になじませる体化するということです。ひとまず台本ができればいいのですから、初学者がここで時間を浪費する必要はまったくありません。故にリスニング音源はテキストを確認できるものを使用するようにしてくださいね。

ただし英語をある程度学んできた方にとっては、自力で書きとりをしつつ聴き分けにくい部分を何度もくりかえし聴きなおす、ということにもちろん意義はあります。そうすることによりそれまでまちがって身につけていた発音が矯正されることがあるからです。

いずれにしても、書きとりにあまり時間をかけすぎない方が賢明だと思われます。そうして読む回数についてですが、とりあえず100回は読んでみてください。途中携帯のアプリ等を使って自分の声を録音し、ネイティヴと比較してみればよいと思います。現在はいつでも手軽に録音できるようになったので、本当に便利な時代になったあ、と思います(笑)そうして、ネイティヴと比較して大差なく音読できるようになったら、いよいよステップ3に進む時がきたと思っていいでしょう。

それではまた次回!

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